今年の阿久根AZの初売りでゲットしたオシアコンクエストCT301MGについて
そろそろ一年が経とうとしているので、記事をまとめてみました.
↓ちなみにYoutubeでの紹介は10ヶ月前にやっています.
https://youtu.be/NX6Ju5jrt3U?si=9GFR72ALWWp3VLOi
待望の新型、シマノ オシアコンクエストCT。その登場に胸を躍らせたアングラーは少なくないでしょう。インフィニティドライブ搭載による巻きの進化、新機能を追加したデジタルカウンター、そしてより洗練されたボディ。カタログスペックだけでもその魅力は十分に伝わってきます。
しかし、マーケティングの言葉の裏側で、このリールがアングラーの釣りを「本当に」どう変えるのか?本記事では、公式の技術データと、実際に購入し糸を巻いてみたユーザーのリアルな声を組み合わせ、特に衝撃的だった4つの真実を徹底的に解剖します。
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1. 「中間」ではない、新ジャンル。MG(ミディアムギア)モデルこそが主役だった
新型オシアコンクエストCTで最も注目すべきは、新たに追加されたMG(ミディアムギア)モデルの存在です。パワーギア(PG)とハイギア(HG)の中間と聞くと、どっちつかずの中途半端な印象を受けるかもしれません。しかし、それは大きな間違いでした。MGは「妥協点」ではなく、明確な目的を持って生まれた「新ジャンル」だったのです。
- MGモデルの目的と性能 ギア比5.5に設定されたこのモデルは、プロアングラーの赤澤康弘氏が「PGに近い巻きの力強さと、HGに迫る感度を兼ね備えている」と語るように、両者の長所を高次元で融合させることを目的としています。特にディープタイラバでの使用を想定しており、巻きの軽さ、感度、回収スピードのバランスが徹底的に追求されています。
この性能は、実際にリールを手にしたユーザーの驚きからも裏付けられます。5kgもの負荷をかけた糸巻きテストでも、そのパワーは歴然でした。300mを巻き終えても疲労感はなく、むしろあまりの軽快さに驚きを隠せませんでした。
もうスコスコ巻けましたもんね。
これは、MGモデルが単なる選択肢ではなく、ディープタイラバのような高負荷な釣りにおいて、もはや新たな「標準機」と呼ぶべき、真剣なアングラーにとって不可欠なツールであることを証明しています。
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2. ただのカウンターじゃない。釣りに集中させる「音」という新機能
デジタルカウンターの進化も、今回のモデルチェンジにおける重要なポイントです。単に数字が見やすくなっただけではありませんでした。アングラーがより釣りに集中するための、インテリジェントなアシスト機能が追加されています。
- 巻上距離アラーム 新たに追加されたこの機能は、ボトムから巻き上げを開始した距離を「音」で知らせてくれます。例えば5mに設定すれば、5m、10m、15mの地点でアラームが鳴動。これにより、アングラーはカウンター画面を凝視することなく、聴覚でルアーのレンジを正確に把握できるようになりました。
- 視野角の向上 カウンターのディスプレイ画面が、従来モデルより5度アングラー側に傾けられました。これは些細な変更に見えますが、実釣中のロッドポジションを考慮した設計であり、視線を少し移すだけで瞬時に水深を確認できます。これは実釣ユーザーからも「自分の方を向いていて見やすい」と評価されており、カタログスペックが現場での確かなメリットに繋がっていることを示している。
これらの進化がもたらす最大のメリットは、アングラーの「認知負荷」の軽減です。常に水深を視覚で確認するというタスクを聴覚(アラーム)にオフロードすることで、アングラーは精神的なリソースを解放されます。その結果、潮の変化、ラインテンションの揺らぎ、鳥の動きといった、釣果を左右する微細かつ重要な環境情報により多くの意識を割けるようになり、最終的に、より的確な判断と釣果に繋がるのです。
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3. 感度と剛性への執着。MGモデル専用ラウンドノブの秘密
300MGモデルにのみ採用されたハンドルノブの仕様は、シマノの設計思想の深さを物語っています。このモデルには、他のHG/PGモデルに採用されている75mmのT型ハンドルではなく、特別に設計された「70mmハンドル+CI4+ラウンドノブ」が搭載されています。
- 専用設計の意図 このハンドルの目的は、カタログにも明記されている通り、ディープタイラバにおける「等速巻きのしやすさと巻き感度の向上」です。CI4+という素材は、ゴム製のT型ノブよりも振動を伝えやすく、水中のわずかな変化や魚の追尾をより明確に感じ取ることができます。
- また、実際に触れたユーザーによると、このラウンドノブは軸が従来より太く設計されており、指先でつまむように、あるいは手のひらで包み込むように、様々な握り方に対応しやすくなっているとのこと。この細部へのこだわりが、安定したリーリングと高感度を両立させているのです。
一見小さな違いですが、この専用ハンドルはMGモデルのコンセプトを完結させるための重要なピースであり、特定の釣りを極めるためのシマノの執着が感じられます。
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4. プロの道具を台無しにしないための「2つの鉄則」
どんなに優れたリールも、扱い方を間違えれば性能を発揮できないばかりか、破損の原因にもなりかねません。ここでは、ユーザーが自身の経験から導き出した、このリールを末永く最高の状態で使うための「2つの鉄則」をご紹介します。
- 鉄則1:フォールレバーの調整は、船上で行わない 新型フォールレバーはブレーキの微調整が可能ですが、ユーザーは「釣りの最中に船上で調整するのは絶対に勧めない」と強く警告しています。慌ただしい船上では、小さな部品をなくしたり、わけがわからなくなったりするリスクが非常に高いためです。調整が必要な場合は、必ず釣行前に自宅で落ち着いて行いましょう。
- 鉄則2:ラインは必ずロッドに装着してテンションをかけて巻く ラインをスプールに巻く際は、必ずリールをロッドにセットし、適切なテンションをかけながら巻くことが不可欠です。ユーザーは、足でスプールを挟むなどして不適切に巻いた結果、ラインが片側に寄ってしまい、リールのボディに干渉して擦れるという失敗を経験しています。これは、スプールに内蔵された「ずれ止め防止のピン」が正しく機能せず、ラインが偏るのが直接的な原因です。糸巻きは必ず正しい手順で行いましょう。
これらの鉄則は、高価で精密な道具への敬意であり、最高のパフォーマンスを引き出すための最低限のルールと言えるでしょう。
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まとめ
新型オシアコンクエストCTは、単なる進化ではなく、アングラーとリールの関係性を再定義するパラダイムシフトです。インフィニティドライブがもたらす圧倒的な機械的パワーが、巻上距離アラームというデジタルアシスタンスによって知性を与えられ、MGモデル専用ハンドルといった人間工学に基づく最適化でアングラーの意図と完璧にシンクロする。それは、アングラーのニーズを先読みし、応えてくれる新たな次元のツールと言えるでしょう。
これらの進化した機能の中で、あなた自身の釣りを最も変えるのはどれだと思いますか?



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